カピバラ好きなエンジニアブログ

興味ある技術とか検証した内容を赴くままに書いていきます。カピバラの可愛さこそ至高。

AWS Redshiftクラスターを作成する

今回はRedshiftのクラスターを作成します。

公式の手順はこちら
docs.aws.amazon.com

実施作業

Redshiftクラスターの作成(クラスター作成ページまで)

まずはマネジメントコンソールに入り、Redshiftのコンソールを開きます。(今回は東京リージョンで実施します)
https://console.aws.amazon.com/redshift/


以下のような画面が表示されると思うので、右側の「クラスターを作成」ボタンを押下します。
f:id:live-your-life-dd18:20200616141910p:plain


その後クラスター作成のページに遷移します。
f:id:live-your-life-dd18:20200616142325p:plain

設定する内容は大きく分けて以下の4つがあります。

  • クラスター設定
  • データベース設定
  • クラスターのアクセス許可(オプション)
  • 追加設定(オプション)

この内明示的に設定する必要があるのは、

クラスター設定
データベース設定

の2つだけで、残りの2つは明示的に設定せずともデフォルトの設定で作成は可能です。

1つずつ設定しながら確認していきます。

クラスター設定

最初にクラスターの設定から確認していきます。

ここの設定で入力する項目は、以下の3つあります。
クラスター識別子
②ノードの種類
③ノード数

まず①のクラスター識別子は、クラスター名のことで、1~63文字の英子文字とハイフンで設定します。
f:id:live-your-life-dd18:20200616143625p:plain


次に②のノードの種類(ノードタイプ)を選択します。
今回はテスト用なのでdc2.largeで作成します。
f:id:live-your-life-dd18:20200616144531p:plain

ノードタイプはRA3・DC2、DS2の3種類あり、RS3はre:Invent2019で新しく発表されたノードタイプになります。
設定する際はそれぞれの特徴を確認して、タイプを選択してください。
dev.classmethod.jp


最後は③ノード数です。
ノード数は1~32の範囲で選択することができます。テストなのでノード数は1としておきます。
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尚、設定の概要に月額の料金が表示されるので、それを参考にコストを計算し、必要であればリザーブドノードなどを検討されると良いと思います。

データベース設定

クラスター設定ができたら、Redshiftのデータベース設定をしていきます。
作成するDB名と使用するDBポート番号、インスタンスのマスターユーザ・パスワードを設定します。
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DB名及びマスターユーザ名には予約語は使用することはできず、パスワードには以下のような制約もあるため注意が必要です。

  • 8~64文字
  • 1つ以上の小文字、数字が含まれる(記載はありませんが大文字も必要です)
  • パスワードはASCII文字のみ(一部例外あり)

docs.aws.amazon.com

ここまでで必須の記入項目は完了です。

クラスターのアクセス許可(オプション)

Redshiftのクラスターから内部のテーブルのみを参照させる場合は問題ないですが、例えば別のDBからデータをCOPYしたりS3に参照させる場合、クラスターにその操作権限を持っているIAMロールを関連付けておく必要があります。
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今回は設定しませんが、設定する際は以下のリンクなどを確認の上設定してください。
docs.aws.amazon.com

追加設定(オプション)

次もオプションの設定になりますが、クラスターを特定のVPCに配置したり、特定のセキュリティグループを使用したい場合はこの追加設定で行います。
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こちらも今回はデフォルトで設定するため、詳細な説明は省略します。

Redshiftクラスターの作成(クラスター作成完了まで)

設定完了後、「クラスターを作成」ボタンを押下するとクラスターの作成が開始されます。
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状態にAvailableと表示されたら作成完了です。
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RedshiftのDBへのアクセス

マネジメントコンソール上から作成したクラスターのDB操作がしたい場合、エディタから可能です。

サイドメニューのエディタを選択し、表示された画面で先ほど作成した際に入力したDB情報を入力します。
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クエリエディタが表示されるので、ここからSelect文等を実行します。
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感想及び所感

次は今年の3月に提供開始されたRedshiftクラスターの一時停止と再開を実施しようと思っています。
aws.amazon.com